「黒い瞳 ("87伊)」マルチェロ・マストロヤンニ / ニキータ・ミハルコフ定価: ￥ 4,378#マルチェロ・マストロヤンニ #エレナ・ソフォーノワ #ニキータ・ミハルコフ #DVD #外国映画 #海外ドラマ #ラブストーリー結婚25年の平凡な男ロマーノは、ある日美しいロシア人女性アンナと出会い一夜を過ごす。だがアンナはロシアへ帰国、ロマーノは彼女を追ってロシアへ向かう。マストロヤンニ主演の哀愁ドラマ。１５・６年程前に新品で購入したものです。栞の端に薄くシミ跡があります（写真６・７）。ディスクは綺麗です。ケースは新しい物と交換してあります。以上了承されたうえでご購入して頂ける方のみ、宜しくお願いします。公開当時キネマ旬報ベスト・テンでは外国映画部門第６位。イタリアの名優マルチェロ・マストロヤンニ主演の文芸ロマンス作品。音楽はフランシス・レイです。文芸ロマンスといっても、けしてお堅くて難しい映画ではありません。ある船内の食堂で出会った二人の初老の男。開店時間までまだ間があるというので、話しが始まる。話す男は、愛のない結婚生活のなか、湯治場でふと出会った女性と恋に落ちたその思い出話。聞く男は、誠意と情熱で愛する女性を口説き落とし、今はその新婚旅行中。監督二キータ・ミハルコフの独特の演出で、時に軽妙にまた時にウットリするような美しい画面で、主人公（マルチェロ・マストロヤンニ）とロシア人女性との恋物語が語られていきます。ふたりは雨の降る広場で遊んでいる男女の子供を見ては、“子供の頃を思い出すね” と語り合ったり、納屋の羽毛の舞う中でキスをしたり、見事な映像美。。。ヒロインが幸福感から朝のベッドで涙を流すシーンでは、ヒロインがベッドから起き上がった後、キャメラがゆっくりとベッドまで移動して、枕の涙の跡を写す。何とも素敵な演出。船内では、話をし終えた後に、男二人が人生観を披露しあってちょっと言い合う。“人生で何を思い出す？”と言いながらおどけるように涙を流すマルチェロ・マストロヤンニの名演技。そして最後の最後にやってくるいかにも小説めいた結末。ロシアの朝焼けに流れるフランシス・レイの静かな音楽もいい。生きることの哀歓をしみじみと描き、洒落た結末も用意された名作。ご検討ください。尚、稀少盤の為高値設定させていただくことをご容赦下さい。